最近、マスコミのあまりにも薄っぺらな「フルバッテリータイプのEV自動車を美化する情報」が多く流れているのに、ちょっと危険性を感じます。
まるでバッテリータイプの電気自動車こそが、環境問題への最善と思えるような情報に対してです。
最悪なのは、将来のガソリン車をまるで悪と捉えるような情報だとか、水素自動車開発を世界の主流から外れたガラパゴスというような表現も見受けられます。
本当に、そうでしょうか? 海外の情報、戦略に、あまりにも単純に洗脳されていませんでしょうか?
例えば、バッテリータイプの電気自動車に使われている大容量&高出力バッテリーって、とても高価です。さらに劣化しやすいです。そんな高価なバッテリーを、アフリカやアジア諸国の、比較的貧しくて劣悪な環境化の人が使えると思いますか?
おそらく、某国の劣悪バッテリーが出回ることでしょう。劣悪電気自動車が、世界中に蔓延すると思います。そして、劣悪バッテリの不法投棄問題が環境汚染とかにつながるかもしれません。
それでは、そのような比較的貧しい国ではこれまで通りのガソリン車を使えば良いのかというと、いったん環境高性能ガソリン車の開発を否定してしまったら、いったい誰がそういう都合の良いエンジンを供給するというのでしょうか?
私が主張したいのは、ガソリン、天然ガス、ディーゼル、水素、バッテリーなど様々なタイプの、環境性能に優れたエンジンを、平行して作る事こそが、環境への配慮と思います。
安直に、バッテリー電気自動車を美化するのは危険です。