カントゥーシャ工房に就いて最初の頃に、カントゥーシャ氏から糸巻き調整用の四角い石鹸をもらいました。
「この石鹸50年以上経っていて、固さがちょうど良い具合なのだよ」って感じの説明でした。
それ以来帰国後も、糸巻きの調整時にはほぼ使っている愛用品です。湿気ないように防湿庫に保管しています。カントゥーシャ氏からもらってから30年経つので、合計で80年以上も経つ石鹸です。
大切に使ってきましたが、もう小さな球のようになってしまい、あと使えるのも何回くらいでしょうか? もちろん無くなった時用に、30年前から換えの(比較的似たような)石鹸は準備していてるので大丈夫ではあるのですが。
愛用の道具って、例え単なる石鹸と言えどもとても愛着があるのです。
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