先日にも書きましたが、楽器の防湿庫保管はとても効果的です。
こう言うと、多くの方は「そんな大げさな・・」とか、「面倒くさい」とか思われることでしょう。しかし、カメラ系では防湿庫保管は当たり前の保管方法です。
普段はレンズやカメラを防湿庫内に保管しておいて、外に撮影に出かけるときにそれらの機材をカメラバッグに入れて出発します。慣れてしまえば、大した手間とは思えません。
というのは、カメラも弦楽器も、一年間の内のかなり大きな割合を占めているのが「使っていない時間」です。すなわち「保管」している時間なのです。
だからその時間に理想的な状態を確保することは重要です。
例えばヨーロッパでは防湿庫は必要ないかもしれません。しかし湿度の高い季節と、乾燥が激しい両極端な季節が存在する日本においては、弦楽器の防湿庫保管方法がもっと普及しても良いと思うのです。
私は以前から防湿庫を活用していましたが(おそらく専門家としては最初に弦楽器の保管を行ったと思います)、なかなか興味を持ってくださる方は少ないです。また防湿庫メーカーも「弦楽器保管専用」モデルを作ったりしていますが、専門家の私からしたら使えません(弦楽器の素人が考えた物なので判っていないのです)。
だから自分で改造して、オリジナル防湿庫を作ったのです(一般販売は行っておりません)。
唯一の欠点は置き場所なのですが、それは部屋家具配置の努力で解決してください。
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