私は、以前にはBDディスク、そして今は4K UHDディスクに拘っています。そして、お客様にもお勧めしています。
ところが、なかなか理解していただけません。
「mp4データではダメなのですか?」とか、「YouTubeでも十分綺麗だし便利なので、その方が良いのでは?」みたいな感じです。最近では上記のように、わざわざ専用のプレーヤーを買ってまでディスクを再生しようとする人が激減しています。それどころか、テレビさえも拒絶している人が増えているのです。
まずは「mp4動画データ」についてですが、短時間物ならばそれもありかもしれません。しかし長時間物になると容量的に、その受け渡しは現実的ではありません。そこで受け渡しを便利にするために画質を落とす(=ファイル容量を小さくする)ことが殆どですが、これは本末転倒と言えるでしょう。さらにmp4データはパソコンでしか観ない人が殆どです。これでは本当の画質は見えてきません。
次にYouTubeに関しては、便利だという事は認めます。しかし、依存しすぎるのはとても危険です。なぜならYouTubeはあくまでもGoogleのビジネスシステムだからです。
広告を無理やり見させられたり、著作権の警告が出たり、最悪の場合にはいきなり有料化になったり、いつサービスを打ち切られるかもしれません。全てが、Google側の主導なのです。だから依存してはいけないのです。さらに画質も、ネット環境などに左右されてしまいます。
その点BDだとかUHDディスクは、自分主導です。画質も音質も、権利も、全てを自分でコントロール出来るのです(もちろん著作権の問題はクリアされているのが前提です)。販売や配布なども手軽です。これは大きなメリットなのです。
ディスクという物理的なメディアは、とても有効です。
よく「物理メディアはもう時代遅れ」みたいな事を知ったかぶりして言っている人がいますが、あれは大手にとっての話です。個人事業主、フリーの演奏者、自主製作者、いわゆる「インディーズ」にとっては、ディスク製作というのは有効であり効率的なのです。これは映像のみならず、音楽のCDにおいても同じです。
最近は「パソコンで十分」、それどころか「スマホで十分」と思っている人が激増しています。しかしそれらでは動画の内容を観る事はできても、品質を視る(感じる)事はできないのです。
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