音大生、アマチュア演奏者、または大人の演奏者など関係なく、最近、演奏者のレベルが下がっていると感じます。
「レベル」とは何か?というと説明がちょっと難しいのですが、「演奏というものの勘違い」です。それには演奏技法だけでなく、楽器の購入、調整なども含まれます。
なぜこんなに「勘違い」の人が増えてしまったのかというと、インターネットでいい加減な情報がまかり通っていたり、インターネットでいい加減な業者が効果的な宣伝をうって受けているからだと思います。さらに、なんの技術(根拠)も無いアマチュアがYouTubeで情報配信したりして人気だったりもします。
本物ほど判りにくく、そして非効率的で、さらに即効性はなく、値段も高いからです。しかし世の中の主流は、残念ながらその反対へです。
例えば、電子チューナーを使っている若い演奏者がとても多いです。それは「手っ取り早さ」を求めてなのです。問題集の答えを見ながら問を解いているのと同じです。
本当に演奏が上手になりたかったら、インターネットの中をどんなに検索しても、答えは見つかりません。インターネットは、自分が鏡に映っているだけなのですから。