娘が何気なく「写るんです」カメラ(懐かしのレンズ付きフィルムカメラ)を取り出して、「あと残り2枚・・」とか独り言を言っていました。
最近は若い人の間でフィルムカメラが人気との話を聞いてはいましたが、娘もフィルムカメラを使っていたとは。
お金がかかるのにわざわざ、なぜ? って理由を訊いたら、「自然なフィルター効果があって、面白い写真が撮れるから」だそうです。我々からみたら、それは単なる画質の悪さなのですが、デジカメ世代には「フィルター効果」と見えるようです。
さらに、「一枚撮るのにも、お金がかかるから、じっくり考えて撮影しなければならないのも魅力」って言っていました。それは、その通りだと思います。「一期一会」のシャッターです。
私たちの時代は、1本のフィルムに様々な季節が入っていたなんて、珍しくはありませんでした。そのくらい写真を撮ると言うのはお金がかかる行動だったのです。だからシャッターを押した、あの瞬間も覚えていたりするのです。
これはレコードの魅力などにも当てはまります。サブスク音源からは、このような体験は生まれないと思います。
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