弦楽器関連だけでなく、テレビ番組とかYouTubeとかのあちこちで、「自分へのご褒美で・・・」って言っている人がとても多いです。

 本当は自分が欲しいから購入したのに、まるで自分にはそのような欲求や執着が無いかのように、まるで他人から貰ったかのように表現しているのです。

 これは物品購入だけでなく、食べ物に関してもよく使われる表現です。

 おそらく「欲しい」とか「買いたい」、「食べたい」と思う行為が悪だという大前提で、まるで免罪符のように使っているのです。

 しかしそれでは自分の行為に対して無責任な発言です。他人が聞いて不快感を感じます。

 本来ならば、「以前から欲しくて欲しくて、ずっと買いたいと思っていたけれど、ようやく買えて嬉しい!!」とか、「食べたいと思っていたお菓子、今日は食べるぞ!」とか、自分の気持ちを素直に表現することが、自分への正直さと言えるのです。

 「自分へのご褒美」なんて表現、自分自身への格好つけなのです。そいう行動をしていると、本当に素晴らしい人との出会いが生まれません。

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