弓の巻革を作るときに面倒なのは革の厚みを出す(漉く)作業です。ちょっと手を抜いていい加減な作業になってしまうと、巻いた革に凹凸ができてしまうのです。

 時間をかけて丁寧な作業を行えば済むことではあるのですが、人生の残り時間を考えたときに「時は金なり」とも言えます。

 それで以前から考えていた「革漉き機」を導入してみました。革の専門家でもないので、一番コンパクトな製品にしました。

 最初に調整の試行錯誤が必要ですが、いったんセッティングが決まると、バカみたいに量産が可能です。そんなに革巻き作業なんて行いませんが、高精度な革の下準備作業のために導入したと思えば、十分納得です。

 本当は、トカゲ革の厚み出しも出来るかも?と期待していたのですが、それはダメでした。

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