いつも思うのですが、業者から楽器を仕入れた状態の、その楽器の程度はとても低いです。

 もちろん、楽器の基本ポテンシャル(もちろん価格相応としての)は、私が納得して仕入れたのですが、それ以外の状態は酷い状態です。だからその時点での音もイマイチなのです。

 ほとんど方は、楽器店でこのレベルの楽器を購入して、その後も使い続けています。

 それでは、仕入れた後に何を修正、調整しているのかというと、「細かな、多くの部分のベクトルを理論的に同じ向きに合わせる」という技術なのです。それが本物の技術力であって、それが良い楽器なのです(もちろん仕入れの能力が最も重要ですが)。

 以前仕入れたイタリア製の新作楽器も、暇を見つけてはずっと調整しているのですが、ようやく私の工房の売り物としてのクオリティになってきました。

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