仕入れた直後の馬毛です。こうして馬毛業者によって丁寧に精毛されて出荷されるのです。
この後、この断面にボンドを塗り込んで、さらに金具で締めて、馬毛がばらけないようにします。そして縛っている紐を全て切って外してしまうと、毛替え用の馬毛の出来上がりです。
しかしさらに、この束から良くない馬毛を一本一本丁寧に取り除いてから洗浄して(馬毛の状態が良い場合には洗浄しないまま使うこともあります)、毛替え作業は行われます。毛替え作業って、とても手間の掛かる作業なのです。
関連記事:
- 馬毛が仕入れる度に高くなっている
- 「毛替え」の技術がどこでも大した違いは無いと思っていらっしゃる方、大間違いですよ
- 夏に松ヤニを塗るのは難しい
- どこかの化学繊維メーカーが、まともな合成馬毛を開発してくれませんかね?
- 松ヤニ塗りによる摩擦熱