先日、高校生の次女が、どこで覚えてきたのか「ヴィオラジョーク」で冗談を言っていました。
今にはじまったことでもないのですが、高校生にも笑われているなんて、そんな「ヴィオラ」であって良いのでしょうか?
私の工房はヴィオラの音にこだわっているので、熱心なヴィオラのお客様もいらっしゃるのですが、残念ながらそれでも、ヴァイオリンやチェロの方と比べて、お金をかけてでも音を追求したり、良い楽器や良い弓を求めたりする方は少ないのです(もちろんヴィオラ奏者の絶対数を考慮してもです)。酷い場合にはとんでもなく古い弦を張り続けて、「このくらいが音が出なくてちょうど良い」みたいなことを冗談気味に言っている人もいました。
「そこそこでよい」・・・、そんなのはヴィオラではありませんよ。
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