よく、ご自分の楽器店との修理・調整のやりとり(多くはトラブルとか、不満なことが書かれています)を「これはどう思われますか?」とか「料金は一般的にどうですか?」と、メールを頂くことが多いのです。
しかし、正直言いまして、それに対して返答できるわけがないのです。ほとんどのメールには「一般論でも良いので、どうかアドバイスを」と書かれていますが、そもそも楽器、そしてその修理・調整、さらに顧客対応自体に「一般論」がないのです。逆の事も言えて、そのくらい複雑で、難しい事なのです。
これは相手の事を真剣に考えれば考えるほど、すなわち、個々の事象を考慮すれば考慮するほど、返答することは難しくなってしまいます。正直言いまして、他店のやりとりのことを私が横からアドバイスしたり、判断することは不可能なのです。意地悪で断っているのではありません。
関連記事:
- 都市部での新築は、窓を小さく
- ケースを丁寧に扱うことが、楽器に影響します
- CoCo壱番屋「名器コレクションを減価償却」って
- コントラバス関連は受けておりません
- たちの悪い、アマチュアの自称「製作を勉強した」人のアドバイス