ある、とても作りの良いヴァイオリンなのですが、その音にどうも納得がいかなかったので、内視鏡(iPLEX SAII)で楽器内部を観察してみたところ、特殊な形状のバスバーが接着されていました。

 バスバーと表板との接着面が中央と両端の3点だけで、その間は空間となっていたのです。おそらくこのバスバーを考えた製作者としては、表板の振動を妨げないためのアイディアだったのでしょうが、実際にはそれでは音の倍音が貧弱になってしまいます。

 

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