以前から行おうとしていた「くだらない実験 」をようやく実行できました。それは「ヴァイオリンをそのままの比率で大きく拡大したらどのように感じるか?」実験です。
早速、私の工房で印刷できる最大サイズに印刷してみました。
最初の感想は・・・、
「ネックの太さ、太いなあ。頭も、デカっ!」
胴体の大きさについては、さほど違和感は感じませんでした。チェロで見慣れているからでしょうか。もっとも、チェロの胴体はもっとスマートなので、ヴァイオリンを単純に拡大したものとは違うはずなのですが、あまり違和感は感じません。
大きな違和感を感じるのは、指板の幅の太さとネックから上の部分です。
しかし、1時間後にはこの写真には全く違和感は感じなくなってしまいました。私の中で、ただの「大きなヴァイオリンの写真」としか認識しなくなってしまったのです。
たった1時間だけの、贅沢な実験でした。
ちなみに、私が手に持ているヴァイオリンと後ろの写真は同じものです。
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