ミルシュティン演奏の「バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」って、名演奏(名盤)として知られています。
実は結構前にこのレコードを購入したのですが、そのヴァイオリンの音がなぜか良いとは思えなくて、「聴いては、ウ~ン」の繰り返しでした。
解説によるとミルシュティンは幾本かのストラディヴァリを乗り換えて(借りていた物もあったので)、最後に自分で購入したストラディヴァリらしいのですが、その音が良いとは思えないのです。
ちなみに、演奏の話ではありません。
録音技術の問題なのか、不思議なくらい魅力を感じない音です。音の悪いCDとかで、ちょっとボケた音で聴くと、古い感じになって違和感は感じないのかもしれません。
フルニエのCDもそうですが、粗悪音のCDが意外なほど出回っていて、それを当たり前に聴いている人が意外と多いようです。
関連記事:
- 現在のヴァイオリンの構造をストラディヴァリが完成させたというのは嘘です
- オイストラフの「バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」
- スターティングブロックを蹴る瞬間
- ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲の比較
- ウクライナ戦争を知って、オイストラフも悲しんでいることでしょう