少し前に、L.コーガンのオリジナルmono盤を購入しました。数年前に再販されたYukimu盤(Stereo版)と比較したところ、オリジナルmono盤の方が音が豊かで雰囲気は良かったのですが、音の広がりという意味で、やはりYukimuのステレオ版の方が優れていると感じました。
それで「Yukimu版は超お買い得!」との結論を出していたのです。
しかし、今回「毒を食らわば皿まで」で、オリジナルStereo版を購入しました。前回購入したオリジナルmono版も高価でしたが、このオリジナルStereo版は希少盤のコレクターズアイテムで高価で取引されているレコードなのです。
購入価格はちょっと言えないくらい、高かったです。中級弓が買えるくらいの価格です。
さて比較しました。
音質は、オリジナルmono版の音をステレオにした感じで、とても豊かな音で低ノイズで、ダイナミックレンジもYukimu版より広いです。これまでYukimu版の音が最高音質と思い込んでいましたが、オリジナルStereo盤の音を聴いた後だと、Yuikimu盤の音はノイジーというか音の芯が無い感じで、想像以上の差がありました。
Yukimu盤しか聴いていなかった、私の今までのコーガン演奏のチャイコフスキーのイメージは、「ちょっと線が細くて繊細」というイメージでしたが、オリジナル盤を聴いてみて、イメージが変わりました。もっと堂々としていて太い音なのです。
アップロードした音は大した違いは感じないかもしれませんが、ELPレーザーターンテーブルで直接再生した音は、それぞれがかなり違います。
オリジナルStereo
オリジナルmono
Yukimu復刻盤Stereo
関連記事:
- シュトライヒャー演奏のヴァンハル・コントラバス協奏曲のオリジナルレコード
- レーザー加工機を使えば、こんなオリジナルスタンプも
- 貴重なカントゥーシャのオリジナル駒で修理
- バシュメットのアルペジョーネソナタ」のオリジナルレコード
- フルニエのレコードの音 (~カザルスとの比較)