現在、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)にて、企画展示「大ニセモノ博覧会 -贋造と模倣の文化史-」という特別展示中だそうです。ヴァイオリンは出展されていないようですが、本来ならこのての出展の常連さんともいえるほど、酷い状況です。
なぜこんなに弦楽器の偽物が多いのかというと、多くの方は「悪徳楽器商がはびこっているからだ」と思われるでことでしょう。半分はその通りかもしれませんが、半分は、購入する側が、楽器本質ではなく、「ラベル」とか、「価値」とか「芸術」とか、インチキくさい基準に魅力を感じて購入してしまっているからなのです。
楽器も弓も、きちんとした(感覚論ではなく、科学的・技術的に理にかなった)説明をきけば、これまでの常識と思っていたものがいかに商売的に作り上げられていたものか、直ぐに判るものですよ。
本当の事を言えば、音楽大学の教育レベルの低さ(演奏技術と音楽史の事は伝統的に教えていても、楽器側の科学的・技術的な教育は行っていません)も根本的な原因なので、どうしようもない酷さがこれからも続くと思いますが・・・。
全ての基礎となるものは「教育(学校教育だけでなく、社会的な啓蒙活動も含めて)」から成ります。それらを正さなければ、いつまでもこのような状況は改善されないと思います。
まあ、自分が気に入って購入した楽器について、その後にどうなろうと、私の知ったことはないのですが・・(ただ、そうのようが楽器や弓が私の所に持ち込まれて、面倒なことになることも多いので、「知ったことはない」では済まされないのです)。
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