以前ならば、カメラのストロボをパチパチ焚いて怒られるのは「日本人」というのが定番だったのですが、15年ぶりに来て様変わりしていました。どこの国の人も最新コンパクトデジカメを持っていて(一眼レフデジカメもとても多いです)、そのくらいデジカメが全世界的に普及したのでしょう。
 日本人の方が「ストロボ禁止」の意識が高いくらだと感じました。オルセーではストロボを焚くと係員がとんできていましたが、ルーブルの係員はもう諦めているのか注意さえしません。
 ビデオカメラは、私がぱっと見た範囲ですが、半数くらいは16:9の液晶モニタタイプでした(すべてコンパクト機)。HDと書かれた最新機を持った人も想像していた以上に多くて驚きました。
 私のイメージでは、欧米人は最新機種には無頓着な人が多いと思っていたのですが、HDビデオカメラもデジカメほどではないにしろ、全世界的に普及しているのでしょう。
 そうそう、久しぶりにルーブルに行って変わっていたものは、モナリザの展示でした。以前は廊下に展示されていて、ガラス越しとはいえ間近に見ることができたのですが、今回は展示部屋を改修したらしくて、なんと4~5mも離れてしか見ることができませんでした(ロープで近づけないのです)。これではモナリザのポスターを見るのとなんら変わりません。

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