よく、「ドイツの楽器を購入したので、是非佐々木さんに・・」という依頼の電話がかかってきます。少し前には、「そちらではドイツヴァイオリンを作っているのですよね?」と電話で尋ねてくるので、「いえ、ヴァイオリンにドイツもイタリアも日本もないです」と答えたのですが、どうも話が食い違います。ようやく理解できたのは、私のホームページの「ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター」というのを「ドイツヴァイオリン・製作マイスター」と理解していたようです。
いずれにせよ、私がドイツ製の楽器に特別な思い入れとか、またはドイツ楽器関連の専門的な技術ががあるとおもっていらっしゃるようなのです。しかし、この場ではっきり言い切りますが、私はドイツの楽器の専門ではありませんし、ドイツの楽器一般に特別な思い入れもありません。逆に、私はイタリアの楽器をきらっていると思っている人もいるようなのですが、それもありません。
もっとも、私の師匠のカントゥーシャ氏の楽器に関しては、話は別です。
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