昨日は妻と、映画「ドン・ジョヴァンニ」を観に行きました。映画「アマデウス」の番外編みたいな感じです。妻はストーリーがイマイチだったと言っていましたが、私はオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の内容が理解できておもしろかったです。
 映画を見終わって、妻が「ああ、ドン・ファンのことか!」と言っていましたが、「ドン・ファン」と「ドン・ジョヴァンニ」って同じ事だったんですね。17世紀のスペインの「プレイボーイ」の逸話。日本で言えば「光源氏」か?
 ヨーロッパって、同じ人を別な言い方で呼ぶので、最初は理解できないですよね。「ヨーゼフ」とか「ジョセフ」、「ホセ」、「ジョルジュ」、「ジュセッペ」・・・とか。たちが悪いのは、発音が違うだけでなく、スペルまで書き換えてしまうことです。私がヴァイオリン製作の道に興味を持ち始めた頃の話ですが、「ヨゼフ・グァルネリ??」「ジュセッペ・グァルネリ??」と訳がわからなかった時期もありました。
 そうそう、以前ドイツのルートヴィヒ2世が作ったヘレンキームゼー城に行ったときの事ですが、ドイツ人団体に混じってガイドの話を聞いていたときに「ルートヴィヒ14世が・・」みたいに説明していたのです。私と妻は「へえ、ルートヴィヒ2世の末裔がいるんだ」と理解(推測)しながらガイドの話を聞いていたのですが、話しが「ベルサイユ宮殿が・・」 そこでようやく「ルイ14世」の事をドイツ語では「ルートヴィヒ14世」というのを知ったのです。知ってしまえば大したことはないのですが。
 

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