少し前にデュプレ演奏のドヴォルザークチェロ協奏曲のレコードを手に入れて聴いているという記事を書きました。本当は、私が探していたのはデュプレ演奏のハイドンのチェロ交響曲の方だったのです。このレコードは私が学生時代によく聴いていたから、もう一度アナログレコード盤で聴き直したかったのです。
昨日、新宿のディスクユニオンでオイストラフのレコードを物色しているときに、デュプレのハイドン協奏曲も見つけたので、当然ゲットしました。デュプレのレコードって、人気があるみたいで意外と高いのです。
久しぶりに、アナログレコードのハイドンチェロ協奏曲を聴いてみました。ドヴォルザークの協奏曲と違って、ハイドンの方がチェロという楽器の特徴が全体的に表現されているので、私は好きです。特に出だしの、低弦を重音で鳴らす部分なんて素晴らしいです。一般的に協奏曲だと、オケの音に消されてしまうので、低音の音って表に出ないものなのです。ハイドンの協奏曲は、そこが良い感じです。
私は楽器の調整において、レコード音とか、演奏会の音とかは参考にしないようにしています。なぜなら、実際の音と、聞こえてくる音は本質が違うので、「誰かの演奏のファン」になってしまうと、とんでもない勘違い方向へと進んでしまうからです。
しかし、自分の好きな音(演奏)を無意識に、参考にはしているのでしょう。
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