楽器を修理したり調整する上で、楽器の内部の状態を把握することは必須です。通常エンドピン穴から直接のぞき込むだけでも十分なのですが、それでは「データとしての記録(証拠撮影なども)」「顧客への提示・説明」ができないなどの欠点があります。
そこで以前から内視鏡を物色しているのですが、なかなか良い物がありません。もちろん数百万円~一千万円超もするような機器は論外です。
先日は医療・工業用の内視鏡で有名なドイツのカールストルツ・ジャパン社から内視鏡を借りて試用してみました。NHKの「アインシュタインの眼」でもよく使われている内視鏡レンズです。
この内視鏡レンズによって楽器内部の撮影が可能になるだけではなく、お客にその場でご自分の楽器の内部を覗いてもらうことができるのは大きなメリットと感じました。