知る人ぞ知る、浅草の砥石屋へ林さんと行ってきました。最近はシャッターも閉まっていることが多く、店じまいしたのか、それともまだ営業しているのかさえも分からなかったのです。
今日、店を訪ねたら(シャッター半開き状態でした)おじいさんが出てきました。「おおっ、まだ健在だったか!」 私が東京ヴァイオリン製作学校で勉強をはじめたばかりの初心者の頃、その初心者のおっかなびっくりの質問にも「ぶっきらぼうの、冷たい返答」で答えてくれた、あのじいさんでした。
今でもその口ぶりは健在なり!しかし、林さんが「お幾つになられますか~?」とか話し出したら、急に態度が「おじいちゃん」のように変わって、「いくつに見える?」とか・・・。頑固なあの砥石屋をあっという間に軟化させるとは、林さん恐るべし。