昨日「世界!ニッポン行きたい人応援団」というテレビ番組で、天然砥石の「砥取家」という人の紹介をしていました。
この番組、外国人の日本のニッチマニアを日本に招待すると言う番組で、私はいつもその外国人の知識の高さと向上心の高さに感心しながら見ているのです。
今回は京都の丸尾山の天然砥石の原石の採掘場を紹介していました。砥石を採掘する人を砥取家というそうです。上質の天然砥石はとても希少で、最近はその砥取家さえも廃業してしまい、この周辺ではこの人だけになってしまったとか。
上質な天然砥石は、日本の刃物を扱っている人には無くてはならない物です。こういう人が日本の文化を支えてくださっているのですね。ありがたいことです。
このような高級天然砥石や、素晴らしい日本の刃物道具類って、最近では日本人によりも外国人の方に評価されているくらいなのです。嬉しいような、悲しいような。
このような良い天然砥石なども、弟子の期間に揃えておく必要があります。だから弟子の期間にはお金がかかるのです。蛇足になりますが、(2018年現在で)良い天然砥石(もちろん実用品としての)を購入しようとしたら、5万円~10万円は普通でしょう。もちろん、上は切りが無い価格です。
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