私がドイツに居たときに購入して、今でもよく使っているドイツ製のフライスマシン(トリマ)です。最近ではエンドピンストッパー板の飾り面取りをするのに活用しています。ヴァイオリン製作自体には全く使いませんが、道具を作ったり、工房の備品を作るのには重宝しています。

 このフライスマシンという機械は、溝を掘ったり、飾り面取りをする機械なのですが、これまで日本ではあまり馴染みが薄い機械でした。なぜならば、日本の木工技術では手や鉋で溝を綺麗に掘ってしまう技術がありますし、飾り面取りも、そのような用途が少なかったからです。

 しかし最近では西洋家具やデザインが浸透してきたり、DIYブームでアマチュアの方がこのような機械を積極的に使うようになりました。そのため、「トリマ」という機械の名称も一般的になったのです。

 私が紹介するフライスマシンは、ドイツのMetabo社のフライスマシンです。これが結構凝った機械で、とても良いので紹介します。何が素晴らしいかというと、高さの微調整、ガイド幅の微調整が調整ネジで高精度に設定できるところなのです。回転速度も調整できます。

ちなみに、日本での販売店があるかどうかは知りません。

 

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