ここ2ヶ月間は、自作のエンドピンストッパー板”Zauberplatte”の音響特性を調べるために、色々な実験(試し弾き)を行っていました。
そこであらためて感じたのは、エンドピンを同じ床に刺すのでも、床の刺す位置(場所)の僅かな違いでも、音質が結構変わるという事でした。すなわち、床の強度が場所によって僅かに違っていて、それで音質差が生じるのです。考えてみたら、当たり前の事なのですが、床の場所でにこれほどまでの特性差があるのは、新たな発見です(嘘だと思ったら、エンドピンの刺す位置を、10cm隣に刺してみてください。音が変わりますから)。
ところが、Zauberplatteだと、その差が平均化されて、常に同じような(完全にというわけではありませんが)音質が出るというメリットがあるのに気づきました。どうやら、床への直刺しが最善というわけではないようなのです。
もちろん、既製品のエンドピンストッパーは、(私から言わせれば)論外と言っても良いほど、音が変わって(劣化して)しまいます。そのくらいの性能差があります。
殆どの購入者が、「最初は高いと思ったけれど、その価値(それ以上の価値)は十分にあります」と言ってくださっています。
関連記事:
- “Zauberplatte”を使うときには、エンドピンを長く出し過ぎないように
- エンドピンストッパー”Zauberplatte”が床直刺しよりも音が良くなる理由
- チェロのエンドピン板”Die Zauberplatte”を納品
- エンドピンストッパー板”Zauberplatte”は弾き比べたら、一瞬で違いを感じられます
- “Zauberplatte”の音響の事を調べていて、「直刺し」が単純にベストとは言えないということが判ってきました