先日にもVPN接続のことを書きましたが、以前ならばネットワークの専門家にしか扱うことができなかった事なのですが、最近では誰でも簡単にVPNサーバーを自宅に設置することが可能になりました。
ちなみに、VPNサーバーを自宅に設置したらどんなメリットがあるのかというと、主なメリットには下記のようなものがあります。
1. 外出先から、自宅のネットワークドライブ(NAS)にアクセスできる。すなわち、自宅のHDDのみでデータを集中管理できるようになります。
2. 海外からは日本のインターネットコンテンツにアクセスすることが制限されていることが多いです。例えば海外から、Radikoで日本のラジオを聞くことはできませんし、Huluとかも地域制限がかかってしまって試聴できません。しかし、VPN接続をしているとそれが可能になります。
また中国などではインターネットの様々な規制がなされています。そう言ったときVPN接続を活用するのは、もう当たり前の方法のようです。
3. 通常、カフェとかの無料のオープン無線LANスポットを利用するのはセキュリティー的にとても危険です。自分の部屋の鍵を開けたまま、近所に買い物に出かけるようなものです。そういうとき、VPN接続を行うと、ドアに鍵をかけることができるのです。
さて、難しい事はあまり考えないようにして、「VPNサーバーとやらを一番簡単に設置する方法は?」と言えば、下記の方法をおすすめします。
1. バッファローの無線LANルーター WXR-2533DHP2 を購入する(実売価格2万円弱)。
2. ダイナミックDNSサービスに登録する(バッファローの場合年額 税別3,600円) 注:自宅が既に固定IPの場合には必要ありません。
3. あとは、VPNサーバーの設定するだけです。
上記の方法が、初心者には一番簡単です。もちろん、それ以外の方法とかも沢山有りますので、興味のある方はご自分で調べてみてください。
追記:
QNAP NASを所有している方は、QNAP NASだけで(お金をかけずに)VPN環境を構築することもできます。QNAP NASって、本当に多機能でお勧めですよ。