先日、チェロの方とヴィオラの方が私の工房に弓の試奏にいらして、弓を購入してくださりました。ちなみに、お二人とも演奏がとてもお上手な方です。そしてお二人とも、とても理解力の高い方というのが私の感想でした(理系の方かな?)。
後日、お二人からとても丁寧な(長文の)感想メールを頂きました。購入された弓を(チェロ方はさらに楽器の調整とエンドピンストッパーも)気に入って頂けたようで、私もとても嬉しかったです。
私がブログ上でいくら「私の理論と技術を信じて、試奏しにいらしてください」と言っても、おそらく殆どの方は、その辺の楽器店の宣伝文句と同じに思われていることでしょう。残念ながらそれが私の信頼度なので、しかたありません。しかし、下記の感想メールのように、本当に違いを感じてくださっている方が殆どなのです。
お二人から頂いたメールの内容は、とても的を射た判りやすい内容で、本当ならもっと紹介したいところなのですが、ほんの一部分だけ抜粋で紹介いたします。
チェロの弓を購入してくださったお客様の感想メールの一部抜粋
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「全然違う世界がありますよ」という初回お会いしたときの佐々木さんお言葉が、その通りであることを、一昨日帰宅して約1時間、昨日また1時間と、楽器を弾くなかでひしひしと実感し始めております。
まず、楽器から発せられる音の情報量が圧倒的に増えました。
弓からも驚くほどの振動が右手に伝わります。
この振動感はロングトーンで弓先になっても持続され、弓先4分の1から先だけで開放弦を弾いても生じます。
これまで弓先で音が出なくなるのは体格と筋力の限界と思いこんでいましたが、誤解でした。
ヴィオラの弓を購入してくださったお客様の感想メールの一部抜粋
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いままで自分の楽器を弾いていながら、自分の楽器の音を知らなかったなんて。
随分と、無駄な日々を過ごしていたんだと、感じました。
いままで、3種類のおかずを、必死に9種に偽装しようとした自分が恥ずかしいです。
普段なら、2時間も弾けばヘトヘトでひどい肩こりに見舞われ、買い物に行くことすらできませんでした。
今日は、練習後に、買い物をし、家事もやって、この 時間までピンピンしてます。
これが壁により掛かることと、障子により掛かることの違いなのでしょうか。
今回の、アマチュアの方としてはとてもお上手なお二人でさえ、それどころか、かなり多くの殆どのプロの演奏者さえ、本質を知らずに突き進んでしまっている(無駄な時間以外の何ものでもありません)のが現状なのです。
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