今日、工房にいらしたあるヴァイオリン奏者のお客様との会話なのですが、その方が生徒さんが楽器ケースを開けたときに、甘い匂いがしたので、「最近、佐々木さんの工房に行ってきました?」と尋ねたところ、ケースの中の楽器がカントゥーシャ作の楽器だったという事だったという話でした。

 事実、カントゥーシャ作の楽器からは何十年経っても、甘いプロポリスの香りがします。カントゥーシャ作の楽器が調整に来ているときなどは、工房がその匂いで充満していることも多いので、その先生は私の工房の匂いを連想したようです。

 ちなみに、そのプロポリスが、「ニスの柔らかすぎ」の原因ともなっています。カントゥーシャ作の楽器の欠点は、ドイツよりも気温が高い日本で使う分には、ニスの弱さが欠点でもあるのです。こればかりは仕方ないことなのですが・・。

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