時々テレビで、紙飛行機を飛ばすような企画の番組があります。そこで私が感じるのは、紙飛行機とヴァイオリンとに共通点を感じるのです。
「紙飛行機」って一言で言っても、小学生がノートを破って折って作るような適当で単純な紙飛行機から、紙飛行機達人が設計して、高精度で作ったようなグライダーのような紙飛行機もあります。
達人が作った物は、見るだけでも凄そうです。キリッとした形をしていて美しいです。設計技術の根拠が、姿として表れているのでしょう。さらに、飛ばす前に、繊細に、それは繊細に羽根の調整をします。我々素人が見たら、いじったのかいじっていないのか判らないレベルの微調整です。
そして、実際に飛ばすときにも、風や空気を読み、飛行機を力強くしかし力まずに、ある角度を意識しながら押し出します。
手から離れた紙飛行機は、まるで矢のように、風のように、水の流れのように、スッーと進んでいくのです。この、手から離れた瞬間の紙飛行機の流れ(動き)こそが、一番の醍醐味部分だと思います。
ヴァイオリンとそっくりだと思いませんか?