昨日は遠くからわざわざ、ヴァイオリン職人という職業についての私の話を聞きたいという事で、若い子が工房を訪ねてきました。今は食品系の職人の道に進んで数年目ということでしたが、以前に憧れをもっていたヴァイオリン職人の道を諦めきれないということで、説明を受けに来たらしいのです。

 とても真面目で、話しのポイントも理解できているし、ちょっと感心しました。まるで前の弟子の林さんの「機転」と共通するものがあると感じました。

 こういう真面目で純粋な子との会話は、私の方もとても刺激を受けてためになるのです。若いときの自分の純粋さを想い出させてくれるのです。

 結果的にどのような道に進むことになるのか、誰にも、本人にさえもわからないと思いますが、真面目で、頑張り屋で、ピュアで、そして機転の利く子は、ぜったいにものになるはずです。

 がんばって!

 一番大切なのは「素直な気持ちと美しい心」を持ち続ける努力です。

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