カントゥーシャ作の楽器所有者は、やはりカントゥーシャの映像の見方が違う

　先日、私の工房にてカントゥーシャ作の楽器を購入してくださった方に、カントゥーシャ氏のテレビ番組（私の後ろ姿もちょっとだけ映っています）を観てもらいました。

　そうしたら、やはり、カントゥーシャの仕事に対しての見方が違うのです。自分の楽器（カントゥーシャ作）を通して、カントゥーシャの姿や行動を見てくださったのです。

　「渦巻きの彫りが自分の楽器と同じだ」とか、「自分の楽器もこの工房で、同じようにして作られたのか」とか‥。

　この映像を見て、より自分の楽器を好きになってくれるようにと、私もこの映像を見てもらったのです。単に楽器を所有しているだけなのと、その背景を理解するのとは、楽器へのイメージや愛着度合いも変わってくるものなのです。

　中には、「カントゥーシャ氏の仕事の映像をみて、これまで申し訳ありませんが、早送りで観てしまっていた佐々木さんのBDをじっくり観たくなりました」という感想の方もいらしたことです。

　私のBD映像にも再び興味を持ってくださるのは、とても嬉しいことです。私の映像からも、カントゥーシャの何かを感じてくださると思います。