3Dプリンタが話題になり始めた頃から、その活用に関してのアイデアは持っていました。しかし、3Dモデリングを行う技術(3Dソフトを使いこなせない)や、機材の導入コスト、さらには出力される3Dモデルの品質など、様々な障壁があまりにも大きくて、ずっと「その時期ではない」という考えでした。

 ところが年々、その障壁も下がってきた雰囲気を感じていましたので、この1年間近く具体的な事を調べていたのです。

 例えば「ソフトには何を使うべきか?」とか、「3Dプリンタの出力方式にはどのようなタイプがあるのか?」とか、「品質や強度は?」とか、もちろん「導入価格は?」とか・・・。

 一番、「やってみようか」と思うようになったのは、3DソフトのFusion360というソフトが、個人で使う場合には(条件あり)無料で使えるという事です。これまでは、まともな業務用の3D CADソフトは数十万円もしていたのに、なぜか無料なのです。これは試してみて損はありません。

 そして次に「やってみよう」と思うようになったきっかけは、3Dプリンタの出力精度がぐんと上がった事です。もちろんこれまでにも、数百万円とか1千万円を越えるような機械では高精度な出力は可能だったのでしょうが、それは別世界での話しです。我々個人が導入できる機材は、せいぜい数十万円が限界です。
 色々調べていたら、大坂の株式会社久宝金属製作所という3Dプリンタとは全く関係ない会社の社長が個人的に手作りで作っている“Qholia”という機種が凄いという情報を得ました。この手の製品は海外製の物がほとんどで、Zortrax M200という製品も人気らしいですが、Qholiaは手作り国産品というところが嬉しいです。

 さっそくQholiaを発注したところ、「注文が多く、手作り品のために納品未定」とのこと。仮注文という事になりました。

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