私が常々「理にかなった」という説明をします。目的は、「理にかなった摩擦力を得ること」です。

 そして私の工房にて説明したり、試行したりするその「理」というものの内訳は、大きく分類すると次の3項目に分けられます。

  1. 弓の性能の理論
  2. 楽器の構え方の理論
  3. 楽器の音響的な理論(理論と言うよりは、理論に基づいた技術)

 重要なのは、「道具以前に、理論(道筋)」という点なのです。これが間違っていたら、とことん間違った方向性への努力や、または無駄な出費をしてしまいます。

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