ドイツと日本の車社会としての完成度の違いは、もの凄く差があります。私は、ずいぶん前に、「知人のドイツ研究者に、ドイツと日本を比較研究するときに、『車(社会)』を比較すると判りやすいと思いますよ」と、アドバイスしたくらいなのです。

 そのくらい、ドイツと日本との車社会の差は大きいのです。

 例えば、その中のごくごく基本中の基本、「走行車線と追い越し車線」ですが、日本では全く機能していません。なぜなら、走行規則を守っていないからなのです。

 重要なのは「規則」なのです。規則によって、個々の制限や努力が、結果的に多数(社会)へのメリットや幸福を生むのです。

 「日本人は規則を守る」とよく言われますが、私は “見えないところでは” けっこう怪しいな? と感じています。

 

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