ドイツは車の先進国です。ドイツ車の性能が高いのは皆さんご存じと思いますが、車社会の完成度としても世界最高レベルだと思います。

 日本ではドイツの車社会というと直ぐに「速度制限無しのアウトバーン」という安直な例えが出ます。しかし、なぜ「アウトバーン」が成り立っているのかというと、運転する側に、モラルや規律が存在するからなのです。

 このドイツの車社会のモラルを追求した徹底的な取材(番組)は、私は見たことがありません。

 以前にも私はブログで書きましたが、細い道(日本ではよくある幅の道です)で、私が歩行者の横を、日本の感覚の歩行者との距離と速度で通りすぎたときに、その歩行者が運転手の私に怒りの態度をとったのを今でも想い出します。

 日本の車社会は程度が低いと感じます。偽善的なのです。車社会に関わる人(または役人)は、是非ドイツに2~3年研修(または勉強)に行って車を乗って欲しいです。お役人さんの研修は半年~1年くらいだから、その凄さが見えてこないんですよね。

 ただでさえ日本の道路は狭く、運転するのは難しいです。それなのに、運転のモラルがいい加減で、さらに高齢化が進むと、「免許返納」と言っているだけでは、今後も犠牲者は増える一方です。

 

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