映像と音楽は、ある「情報」を持っています。視覚的情報だったり、聴覚的情報です。
物理的には、映像は電磁波であり、音楽は空気の疎密波です。
そして、共に早送りしたり、スロー再生したりできるのです。だから一見、映像と音声は同じような物の、別の側面と思いがちなのです。例えば、ビデオ撮影をするときの、「映像撮影」と「音声録音」のような感じです。
ところが、スーパースローもション撮影を行うと、映像と音声が全く別物であるという事に気づきます。
スーパースローモーション記録で音声の記録を行うことは、とても難しいのです。極端な話し、映像の無限スローモーション(=静止画)は存在しますが、音声の無限スローモーションは存在しないのです。
すなわち、音には時間軸が必須なのです。と言うことは、音楽においても同じはずです。
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