弦楽器の都市伝説みたいなものとして、「古いほど良い」というのがあります。この真偽を正確に説明しようとするとそこそこ時間がかかるので述べませんが、古さについて勘違いしている人がとても多いのです。
それは「ポンコツさ」を古いのと勘違いして、そのような楽器に憧れを抱き、そして購入してしまうことです。
本当に良い、古い楽器は、「ポンコツ」ではありません。古いけれど、とても状態がよく、修理や手入れも行き届いていて、古さ(劣化という意味での)を感じさせません。
それでは一般の演奏者に(プロも含めて)、「古さ」と、「ポンコツさ」とを正確に区別できるのか? 判断できるのか?というと、できません。なぜならそういう技術的な専門教育を受けていないからです。
音色で判る?
判るのなら、ご自分の責任で、購入したら良いだけの話です。もちろん、その後の修理、調整はその購入した楽器店で行ってください。
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