大阪なおみ選手が、「一瞬ラケットを叩き付けようとしたが、自分の気持ちをぐっと抑えて、・・・・」みないな解説がありました。それを大阪選手の成長部分だと解説していました。
その通り、素晴らしいことだと思います。
しかし、今回の大阪なおみだけの話だけではなく、テニスプレーヤーって、ラケットを叩き付けるのがいつから流行になったのでしょうか? マッケンロー辺りから?
テニス以外の一流プロ選手の中で、これほどまで自分の大切な道具を粗末に扱っている人は、あまり見ません。時々、野球のバッターがバットを叩き付けるぐらいでしょうか? 卓球の選手がラケットを投げつけているのを見たことがありませんし、バドミントだってあまり見たことがありません。スキーの選手がスキー板を投げつけているのも見ませんし、ストックをへし折っているのも記憶がありません。絶対に無いとは言いませんが。
道具はたくさんの人が関わって作られ、その選手用にセッティングされます。色々な人の思いと、労力と、お金が掛かっているのです。そんな道具を壊されたり、粗末に扱われてしまっては、道具に関わってきた人達やスポンサーだって、良い気持ちがしません。
ラケットを投げつけている人って、自分独りでテニスを行っていると思っているのでしょうか? トッププレーヤーになって傲慢になっていないでしょうか? 道具を粗末に扱っても、スポンサー達は頭を下げて自分に契約継続依頼に来るから、そんな奴らの気持ち考えてもいないのでしょうか? 情けない。
テニス協会側が、そういう行為に対して、もっと厳しく減点対象とすべきです。
トッププレーヤーだからこそ、野球のイチロー選手のように道具を大切に扱って、子ども達の手本となって欲しいものです。また、イチロー選手のグローブやバットを作っている人達も、嬉しく思っていることでしょう。私自身、自分が関わった楽器を所有者が雑に扱っているばあいなど、とても悲しい気持ちになります。そしれそれがいつも続くと、私の気持ちが引いてしまうのです。
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