江藤俊哉氏によるブラームスのVn協奏曲のレコードです。1972年の録音だそうです。ジャケットの写真が素敵ですね。私はもっとお歳をとって「巨匠」になってからの江藤氏の事しかしりませんでしたが、このレコードを聴くと、とても真面目で繊細な演奏をされていた方なのだと、初めて知りました。

 レコードはジャケットも含めて、時代の缶詰のように、「当時」の雰囲気をそのまま取り出すことが出来るので、良いですね! この江藤氏や、他の演奏者達がそれぞれの時代で、日本のヴァイオリン演奏を支えてきたのでしょう。今の若い演奏者たにちにも、是非こういう「当時の」レコードを聴いて欲しいです。CDの音源とは雰囲気が違いますから。

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