先日、カントゥーシャ作のヴァイオリンとヴィオラを、カントゥーシャご家族から直接入手しました。カントゥーシャ氏が自分用とか家族用とかに特別に作って、そしてあまり弾かないまま保管していた物なので、貴重な物なのです。

 ヴィオラに関しては、私がドイツに行く前から予約希望のお客様がいらして、結局その方が試奏してとても気に入ってくださったので、購入することになりました。

 よってこのブログ上で、ヴィオラの件はとは書かなかったのです。

 もう在庫がないので、そのヴィオラの事を宣伝しても意味が無いのですが、まあ、このヴィオラの音の素晴らしい事。それはこのヴィオラだけでなく、カントゥーシャ作の楽器全般に言えるのですが、発音の素晴らしさとバランスの素晴らしさです。素直なのです。

 購入してくださったお客様も、「私もこれまでヴィオラの音にはかなり拘ってきたつもりでしたが、全然違いますね」という感じの事を述べられていました。私もその方のヴィオラ(私が調整した物です)と、カントゥーシャ作のヴィオラを弾き比べてみましたが、音を出すための労力が全く違うと感じました。カントゥーシャ作のヴィオラは、音が自分から出ていく感じなのです。一方通常のヴィオラは、音を絞り出すイメージです。

 これは何もヴィオラだけの話ではなく、ヴァイオリンにも、チェロ(私の工房でお売りしたチェロは1本だけですが)にもあてはまります。

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