先日、カントゥーシャ作ヴィオラの納品がありました。仕入れてすぐに売約済みの楽器だったので、あまり詳しいことは書けませんでしたがとても素晴らしい音のヴィオラでした。
このお客様が偶然にこのヴィオラに出会えたわけでも、お金が有り余っていたから購入できたわけでもないのです。
以前からカントゥーシャ作のヴィオラを試奏したり、私の話を聞いたり、または「次のカントゥーシャ作のヴィオラの仕入れ予定は?」と質問したり、色々と下準備をしていたから、巡り会うことができたのです。
金銭的な面でも、色々と準備をしての事です。
このように、良い楽器と巡り会えるためには、巡り会う人とは、普段からの下準備をしている人なのです。行き当たりばったりの購入とか、偶然の出会いとかは、絶対無いとも言えませんが、確率的にはとても低いのです。
私としても、そのヴィオラの所有者としてふさわしい人の元へ行けて良かったと、まるで我が子の事のように安心しているところです。今回のヴィオラだけの話ではありませんが。
関連記事:
- オイストラフのヴィオラ演奏を聴けば聴くほど・・
- 「ヴィオラに対する見方を一変させられた」というお言葉を頂きました
- カントゥーシャ作のヴィオラの弦交換をしているだけなのに、うっとりしてしまいます
- まともなヴィオラにはそうはお目にかかれません
- 近々ドイツに行ってカントゥーシャ作の楽器を入手予定です