この写真のオイストラフ演奏のベートヴェンVn協奏曲は名盤として知られています。特にELPレーザーターンテーブルで再生した音は、透き通るような解像感があって、素晴らしいのです。

 そこでSACD盤と聴き比べしてみました。このSACDは、同封の解説書によるとオリジナルマスターテープから拘って制作したものらしいのです。

 レコードの方も、様々な版があって、それによって中古価格も全く異なってきます。マニアック盤なので、中古価格で数万円で売買されているようです。

 さてレコードとSACDを聴き比べると、音質(周波数的な、音色的な意味)も、音のクオリティもとても似ています。レコードよりもSACDの方が劣っているとか、その逆もないです。

 とても良く出来たSACDだと感じました。

 微妙なことを言うと、ELPレーザーターンテーブルで再生した音の方が、若干広がりを感じます。SCADの方がレンジが狭い感じがします。ただこれは、SACDを作る上で、「通常のアナログレコードプレーヤーで再生した音」を参考にしたからだと思います。だからおそらく、レコードを通常のハイエンド・アナログレコードプレーヤーで再生した音と、このSACDとの音はとても似ていると想像できます。

 ELPレーザーターンテーブルでの再生音の方が、さらに解像感があるので、SACDとちょっと差が出てしまっていると思うのです。ただ、それは優劣とは違います。作り込みの差です。

 いずれにせよ、よく出来たSACDです。お勧め品です。

関連記事: