昨日には、カントゥーシャ作のチェロの所有者が、楽器を受け取りに来られました。
 この方、音に対してとても意識が高い方です(だから、カントゥーシャ作のチェロも購入できたのです)。以前にもカザルスのCDを持ってきてくださりましたし、今回もプリムローズの貴重な演奏のCDを持ってきてくださりました(決してCD収集オタクという感じの方ではありませんし、もちろんオーディオオタクでもありません)。

 それで、そのCDを聴いたり、私の所有しているSPレコードを聴いたりして、色々と「楽器の音」について雑談しました。音に対して熱心な方とは、音に対しての感覚論ではなくて、具体的な(音響的、物理的、現象的)な会話が成り立ちますので、とても会話が弾みます。そして、私側も勉強になることが多いです。

 それで昨日の会話の中でも、普段から良い音で聴く努力をしている事が演奏にもプラスになるという意見がお互いで一致しました。すなわち、私が常々主張している「演奏者としてのオーディオ」なのです。

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