私はインターネットが普及するもっと前の頃から、パソコンという情報手段を使って、多くの方に「正しい情報」を伝えようと努力してきました。しかし、ネットが普及するにつれて、情報というものが「毒」でしかなくなってきているのを、年々感じています。
「毒」というのは、「自己中」、「過度な商業主義」、「情報操作」、「おいしいとこ取り」、「頭でっかち」、「知ったかぶり」、「現実や本質からの逃避」、等々です。
重要なのは「情報(だと思い込んでいる虚像)」ではなくて、実際の人と人との会話と、そこから生まれる(得られる)本質です。その本質の一部が、本物の知識だったり、本当に良い楽器だったりするのです。
そのようなわけで、ここ数年私はネット(検索している人)には、あまり興味はありません。
私がここ数年力を入れているのは、工房にいらしたお客様との一対一の会話です。一期一会の気持ちで接しているつもりです。だからレコードの音の会話(演奏者としてのオーディオ)とかも、積極的に行っているのです。
それではなぜネットにも書いているのかというと、近い将来、工房にいらしてくださる(かもしれない)お客様へ向かってです。
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