一昨日に私がアップロードしたオイストラフ演奏のベートーヴェン「春」ソナタを、高音質再生してみてください(スマホでなんて再生しても無駄です)。

 演奏の表現技法が見えてくるはずです。

 一言で説明するならば、弓がかすれていないのです。そして、音量のダイナミクス表現が実に細やかに為されています。

 すなわち、「圧力」で表現が行われているのです。皆さんにも、弓の「ため」が見えるでしょうか?

 このように弓が上滑りしていない演奏技法は、単に演奏技術力が高いだけでは物理原理的に実行不可能です。すなわち、オイストラフは、弓竿の腰が強い、真の意味での高性能な弓を使っていたと考えられます。

 しかし世の中には相変わらず、「圧力をかけてしまったら、音が飛ばなくなる(響きが死ぬ)」というインチキ情報ばかりが蔓延しています。この業界、あまりにも非科学的な古い情報(教育?)に縛られています。

 オイストラフが証明しているではないですか。私の事は信用できなくても、オイストラフのことは信用できるでしょう?

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