私の工房では、セロファンテープ(ごく普通のセロテープ)もよく使います。通常の事務用品的な使い方もあれば、弦楽器の修理で使うこともあります(仮止め用にではなく、ニス保護用として使います)。

 ところが、一般的なセロテープカッター刃はギザギザしていて、テープの切断部分が盛り上がってしまって具合が悪かったのです。だから私は手で切る癖があったのです。しかし、手で切ると、直角に綺麗に切ることはできません。

 まあ、諦めていました。

 先日、マスク内に入れる使い捨て紙を数多く作った時に、セロテープを指でカットするのが結構面倒に感じて、「いっそのこと電動テープカッターでも購入しようか」とも考えたのです。電動テープカッターは、切断部分がギザギザしていない真っ直ぐな綺麗なカットが出来ることを知っていたからです。

 ただ、電動テープカッターは大げさです。そこで、普通の安いテープカッターを調べてみたところ、なんと、当たり前のように「真っ直ぐに切れる」タイプがたくさん売っていたのです。時代は進んでいました。

 買って使ってみたら、綺麗に切れること。はさみで切ったような完全な直線ではありませんが、これなら十分です。

 常に新しい物、技術にたいしてアンテナを張っていないと、知らないまま人生損してしましますね。

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