最近、テレビ番組で余計なBGMとか効果音がとても増えていると感じます。

 例えばNHKの科学(?)番組の「フランケンシュタインの誘惑 科学史闇の事件簿」という番組を観ていたとき、不安をあおるような不安定なBGMが流れていました。番組構成上の効果音として、最初の内は不思議とは思いませんでした。

 ところが、司会者とゲスト(出演者)がテーブルを囲んで会話をする場面でも、その単調で不安定で、不協和音のようなBGMがずっと流れているのです。これでは会話に耳を傾けることができません。集中してしまうと、その音楽で吐き気を催しそうになって、番組を切りました。

 またついさっきは、夜のニュース番組で宮根氏と医療関係者達が、コロナ関係の内容について議論をしていました。その場面にも、ずっとチッチキ・チッチキ・チッチキ・チッチキ・とBGMが流れているのです。それで会話に集中できますか??? そんな音が必要ですか??

 また最近多いグルメ番組では、食べ物を食べる時の効果音として、「ガブッ(シャキッ)」みたいな効果音が付け加えられているのが多いのです。リンゴとかを食べる時だったら、理解できますが、ハンバーグを頬張るときにも、そういう効果音が付け加えられているのです。

 最近の若いテレビ制作者達は、「間」が不安なのでしょう。だから「間」が怖くて、効果音を付け加えてしまうのだと思います。同じ事は過剰な字幕にも言えます。

 または、日常的に刺激の強い(ビートのきいた)音楽などを乍ら聴きばかりしているから、耳がバカになってしまっている可能性も高いです。

 余計なBGMなんて、視聴者を馬鹿にしているとしか思えません。「番組の内容なんて関係ない、それよりも派手に飾り付けときゃいいんだよ」、って感じで。

 それとも、皆さん、気にならないのですか?

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