先日、正月番組で「3本で数十億円のヴァイオリンと、3本で30万円のヴァイオリンの弾き比べ」を行っていました。以前にも同番組で同様の事を行っていましたし、全く別の番組でも似た企画を行っているのを見ました。
結果、それらで「音が違う」というのは当然としても、その音の差が、極端な値段の差ほど違わないことに、皆さんは不思議に思いませんか? 番組の「聴き比べ」という企画になるくらいの「差」であるということに・・。もしも「差」が比較にならないほど大きければ、こんな番組などは存在しないはずです。
と言うことは、どういうことなのか?次の様なことを推測してしまいます。
・「銘器」の価格が実性能よりも、あまりにも高すぎる。
・「銘器」の音が悪すぎる。
・「安い楽器」の価格を、実際の価格よりも番組構成上安く提示している。
・「安い楽器」が、たまたま「当たり」の上物だった。
・あの音の差は、確実に「数十億円の差」であった。
・低俗なテレビ番組をまじめに観ること自体が間違っている。
・・・・等々
私の感想はいつも、「安い方の楽器、あの値段ならお買い得だ」。