先ほど「奇跡のレッスン」というテレビ番組でサーフィンを特集していました。この番組、スポーツに限らず、その分野のトップクラスの人が来日して、若い子達にレッスンをするという企画の番組です。

 トップクラスの人って、教えるのも上手なのです。だから番組を見ながら、「なるほど」とか「そういう表現か」とか、感心することしきりです。

 今回のサーフィンで、ある日本のサーフィンのレジェンドがこんな感じの事を言っていました。「自分の若い頃には、見よう見まねでがむしゃらに波に乗る事だけを考えてやっていたから、日本には理論が存在しないのです。日本のサーフィンは当時から変わっていません」みたいな事でした(正確な言葉は忘れてしまいました)。

 まず凄いと感じたのは、「日本のサーフィン界には理論が無い」と分析できている事です。それ自体がある意味凄い事なのですから。さすが日本を代表するサーファーです。

 さてアメリカ(?)からやって来た「先生」ですが、凄いです。考え方がとにかく理論的(科学的)なのです。だから教え方も、とても判りやすいのです。感覚論では無いのです。

 若い生徒達も、その理論をグングン吸収して、見ている間に動きが変わっているのを見るのは、とても気持ちが良いです(まだ番組の途中までしかみていませんが)。

 音楽界も、もっと科学的な考え方を取り入れなければ、時間が止まってしまいますよ。スポーツに当てはまる事が、演奏に当てはまらないわけが無いのです。

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